身辺整理 もしくは“MacでGNU shred”
さて月記状態の昨今、今の会社にいるのも残り一週間ほどとなったのですが。
ちょこちょこと身辺整理を始めていたり。
手元にある紙の資料をシュレッダーにかけたり、CD-Rとか*1をこれまた専用のシュレッダーにかけたり、なんてしている訳なんですけど。
FreeBSDで一時的に立ち上げたサーバとか、余り使わなかったけど個人用のWindowsなノートとか、先に辞めてった方が使ってたMacとか、紙とかCDと同様に安全にキレイにしときたいなぁってことで GNU shred を使うことに。
Linuxの世界というか、x86の世界というか、そっちでは利用例も参考文献も多いですね。特にKNOPPIXを使っての場合が。私が参考にしたのは以下。
- Manpage of SHRED
- Okinawa Linux Users Group - KNOPPIX
- http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1428/HDDSHRED.TXT
- KNOPPIX - otsune FreeStyleWiki
- セキュリティホール memo - 2003.06
- はてなダイアリー - wakatonoの戯れメモ:『ディスクの完全消去(ツール)』
ご多分に漏れず、FreeBSDとWindows XPなモノには、KNOPPIX Japanese edition から落としてきた KNOPPIX 3.4 日本語版 を使わせてもらいました。
KNOPPIXに関しては、
をつらっと眺め、
boot: knoppix dma 2 noswap でブートして、 # shred -n 3 -v /dev/hda もしくは(もっと安全に消去したい端末の場合は) # shred -z -v /dev/hda
で。後者だと25回ランダム書き込みした後に1回の0書き込みをするんで、まぁパラノイア的に安全に消去したいモノだけですかね。時間かかりますし。消去が終わったら、
# shutdown -h now
で落とせば、「CD-ROM取り出してね」とか言ってくれて親切ですね。いや、KNOPPIXって初めて使ったもんで。
さて。「Macはどうしたもんかなぁ...。」なんて思って、WiKi WiKi FUN - KNOPPIX-PPC から辿って PowerPC版のKNOPPPIX を使ってみたんですけど、PowerBook G4 15inchでは上手く起動しませんでした。
ので、Gentoo Linux(もしくはGentoo Linux Users Group Japan)のPPC用Live CDを使ってみることに。
何かねぇ、KNOPPIXでshredって情報多いんですけど、GentooのLive CDでshredって情報少ないんですよね。まぁでも、shredはGNUのcoreutilsに含まれてるんだから何とかなるだろうってコトで。
GentooのPPC版のインストールドキュメントの一部である、Gentoo Linux Documentation -- Choosing the Right Installation Medium によれば、Live CDには「Minimal」と「Universal」とあるんですね。小さい方が好きなので、取りあえず Minimal の方を落とすことに。
Gentoo Linux -- Gentoo Linux Mirrors から「gg3.net (Japan/ftp)」を選択して使わせてもらいました。_o_
まぁ後は、ftpでもcurlでもwgetでも何でも良いんで落としてきて、md5 hoge.isoして、hdiutil burn hoge.isoすれば準備はおしまい。
「Gentooはドキュメントが充実してるなぁ。」と思いつつも、ほとんど読まずにいきなりPowerBook G4に焼いたCDを突っ込んでブート(笑*2
「boot:」に何を与えれば適切なのか知らんので放置。したら「boot: G4」と自動的にブートオプションが渡って起動。
んで、勝手に run level 3 で立ち上がりましたよ。まぁ嬉しい。
おまけにHD上にswapも作ってないみたい。これまた嬉しい。
なので、即、shred実行*3。終わったら shutdown -h now して。あら簡単*4。
ま、そんな訳で、Mac関係の身辺整理とゆーかHDDの消去には、GentooのLive CDを使いましょう。
なんてね。マカーならフツーはPantherのインストールCD使って8回ランダム書き込みするよね。単に手元にPantherのCDが無かったのよ(笑
でも、「0書き1回」と「ランダム8回」しか選択肢の無いPantherのCDよりも、GentooのLive CDでshred使う方が柔軟に対応できるし。
いやほら、Gentoo MacOS もリリースされたコトだし。ちょっとだけGentooに触れてみるってのもアレかと。
とか言ってみたり。いやぁ、徹夜明けだと文章長いですな。
*1:別に社外秘のモノを焼いてた訳じゃなくて、Solarisの9_Recommended.zipとかAppleのDevToolsとか、ここに入社当時は10$払って手に入れたもう使わないであろうx86版Solarisとか、適当に焼いた*BSDのインストーラとか。まぁそんな雑多なもの。
*2:ってゆーか、この時点で朝の5時。しかも会社。ドキュメント読む気になれねー状態だったので。と言い訳。
*3:多分、即実行の前に type shred だか which shred だかしたようなしなかったような。クドイようだけど徹夜@会社の朝5時なんで記憶が曖昧。てかもうジジイだから体辛い。
*4:実はちょっとウソ(笑 実際には、shutdown -h now してもx86でのKNOPPIXみたいにCDを取り出せる訳じゃなく、しかも電源も落ちない。且つCDを取り出さなきゃいけない訳で。なので実際には、shutdown -h now >「no more process ふんちゃら」と出たらcommand+control+パワーキーで強制再起動 > マウスボタン(ノートならクリックボタン)を押しっぱ > CDを排出 > パワーキー長押しで電源断、とやりました。F12のCD排出とか効かないだろうし