やっぱり起動時間ではないと思うのです。

となると、これはもう明らかに起動時間の違いでしょう?

んー。例えば、起動時間に関して言えば、

の3つは、私にとっては初動(メモを取り始めるまでの時間)コストはほぼ同じですし、携帯電話よりほんの少し遅いくらいでリナザウiBookもスタンバイ状態からの復帰です。


ただ、キーボードの方がどんなに早くて慣れてて障壁が無いと思っていても、直接字を書けない(=字を書く代替手段としてキーやボタンを押して、入力された文字が正しいか判断して、間違ってたら直して、変換して、変換が正しいか判断して、間違ってたら直して、等とする)以上、“文字を記す”という作業そのものにかかるコストは、私にとっては電子機器の方が圧倒的に上なんですね。
ココのコメント欄にも書きましたが、特にキーボードでの入力が個人的に遅いという訳でもないのです。
まぁでも、何だかんだ言って、文字入力に慣れてないんじゃないの? と言われれば、入力で家計を支えてる親指シフトOASYSで最強な主婦にはまぁ負けますね、といった所でしょうか。
# いや、バカにしてるんじゃなくて、DTPに携わってた頃はホントに尊敬したものです。入力の方々を。スゴい人はホントにスゴいので。


話を元に戻しますが、それで、メモし終わった後にかかるコストは…

  1. Cmd+Sして閉じて持ち上げるだけのiBook
  2. 電源ボタンを押して閉じて腰に戻すリナザウ
  3. ボタンがずれないように(もしくはゴムがはずれないように)単語帳を閉じて、ペンポッドを閉まって手を放す腰リール

という訳で、実は一番腰リールが神経を使うんですね。個人的には。


なので、私にとってはやはり日本語の入力と変換が手書きに負ける要素なんですよね。
そして、この文章は家族と話しながらiBookで打っていて、特に会話にも思考にも障害は感じていません。
きっと、考えながら、とか、聞いたことをメモる、とかならいいんです。入力手段が別にキーボードだろうとボタンだろうと。
そうではなくて、思いついたことを揮発しない内にメモる、という行為には、今のところ私にとっては電子機器よりも手書きの方が合っていて、私が何故そう感じるかと言うと、きっと原因は日本語入力と変換にあるのだろうなぁ、と。
腰リールに至るまでに色々試してみた結果、そういう結論に至ったってコトなんです。


それに奇しくも id:k3c さんが PDAはペン入力とかできるので手書きとあまり違わないかもしれない。 と仰っているように、PDAではペン入力で絵として入力しないと手書きとは“違って”しまうんです。やはり。
そして、そうやって絵として入力してしまったPDAのデータは、本来のテキストデータとして保存されたPDAのメモよりも、圧倒的に価値が低いのです。私にとっては。
# 実際、昔むかし、MI-110に「手書きメモ」したデータとか、今更どう活用したものやら… って感じです。


以上、やっぱり私にとっては起動時間じゃないなぁと思ったりしました、というお話でした。